September 20, 2018

モサラベの再興

たまりにたまっている雑用を一気に片付けようとはりきる。すでに飛行機の中で、「帰宅したらすること」リストをつくっていたのでそれにしたがってやっていく。旅行中はバスや電車の待ち時間、移動の時間がたっぷりあるので、ひたすら原稿を書き書き。クリスマスコンサートのための原稿は長距離電車のなかで書き終わってしまった。
 シロスの修道院でCalculemus et cantemusという、モサラベのカンポ・アペルトのネウマから旋律を再構築する試みの研究書を見た。必要な楽譜はコピーをとり、序文だけその場で訳した。本の本体の前にハンス・キュングの言葉が引用されていた。「宗教間の平和なしに国同志の平和はありえないだろう。諸宗教の対話なしに宗教間の平和はないであろう」という言葉。なぜ、この書物にこの言葉が引用されるのか。モサラベだからか?
 グレゴリオ聖歌の制定と普及、典礼統一とともにローカル聖歌は姿を消すが、古ローマ聖歌、ミラノ聖歌、ベネヴェントなどに200くらいのローカル聖歌は残る。しかしイベリア半島のモサラベは5000以上、桁違いに曲がある。ガリア聖歌はもう正確に旋律を知ることはできない。我々が知るガリア聖歌はグレゴリオ聖歌の基礎となったものでカロリング地域に紹介されたローマ聖歌との混合とみなされる。ガリア聖歌を知るためにも、モサラベの研究は不可欠だ、とこの著者は言う。2年前に、中世音楽学会の[フランスの]メーリスでこの人のディスカッションが回ってきたのでもう一度見てみる。
 下記の写真のエレミア哀歌はアキタニアネウマになっている。その前のネウマが見たいのだが、今回間に合わなかった。ここから次の段階、角型記譜法になった写本は全曲ファクシミリをコピーした。そこからのクリティカルエディションー角型記譜法のはすでに何年か前にコピーしている。だんだんに過去に遡及していく。

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きょうはG家に出勤。お弁当は作る気力なく、アンデルセンでサンドイッチとかエスプレッソとか買っていく。


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マドリッド行きの飛行機に、スポーツ着の少年たちがたくさん一緒に乗った。「何年生?」と聞くと中一だという。仙台から来ましたという。そしてサッカーの試合がスペインであって、「いろんな国の人と試合するんだ」と言っていた。まだ幼いし、集団だし、免税店のグッチの前で「すげえ」とか言っているし、機内で騒ぐのかな、と思っていたら実におとなしくお行儀よく、離陸のときも静かで、クッキーなどを静かに食べていてかわいい。帰りの飛行機でもまた一緒だった。私を覚えていてくれてニコニコと挨拶してくれる。試合はいまいちだったようだが、興奮している様子もなくきちんとしていたし、コーチもゆるやかで感じよかった。
 現地に着くとまずまっさきに駅の中の店でビールを飲んで開放感を味わう。そして、翌朝ホテルで飲むコーヒーのおいしさは格別。
 でも、そこからすぐに田舎に移動するので田舎にいけばもうそういうことはできない。ホテルのバイキングでパンと野菜とハムをもらって急いでサンドイッチをつくり、ナプキンに包んでジブロックに入れてさらに大きなハンカチに包み、お弁当として持ち歩く。都市を離れたらいつもこのパターン。ミネラルウオーターと一緒に山の中で食べたり。夜はスープとサラダだけ頼む。どうせパンがつくのでこれで夕飯になる。赤ワイングラス一杯だけ頼む(なぜか飲み物は無料のことが多い)。夜はいつもこのパターン。

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September 19, 2018

スペインから帰る

シロスにはモサラベの非常に古い写本もあるが最新の研究書も集まっている。新しく出版されている書籍は日本でも買えるのでこれから注文するが、入手しにくいカッシアノ・ロホ師の論文をコピーさせていただく。あとはモサラベの新しい解読譜やファクシミリなど大量に。モサラベ典礼のカレンダリオも入手できた。
 楽しい時間も過ごしたが、特殊な一人旅ゆえ、慣れているとはいっても苦労や辛いこともいっぱいあった。
 皆さんがシェスタに入る時間帯は教会、修道院すべて閉るので、あの村では行きどころがなく、その時間帯は私は山にハイキングに行っている。
修道院の鐘の音とグレゴリオ聖歌しか聞こえてこない奇跡のような村だ。

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お花の綺麗な民家

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September 15, 2018

スペイン暑い。防寒を考えた服ばかりなので失敗しました。ブラジャーだけで歩いている人もいるし。修道院の中はヒンヤリです。すでにいろいろなことがあったけど長くなるので。



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September 11, 2018

日曜日くらいから腰痛があり、仰向けに寝れなくてつらかった。不自然な姿勢で(G家で)長く同じ姿勢でコン詰めてパソコンやっているとたまーに腰痛っぽくなるがすぐに治る。今度のは何故だろう?昨日はかなり悪かったので、やだなー、スーツケース持ったらギクっとなってもう立てなくなって歩けなくて、移動できなくなって最悪のピンチになっている自分を想像する。セルフ指圧してみる。ヨガも。マッサージなどにいくとますます悪くなりそうなので自分の体と対話しながら自分で。そして薬草風呂に久しぶりに行く。腰痛に効く風呂だし、ジェットバスで腰をすごーく刺激してきた。だいぶ楽になって、明日は出発できそうだ。
 娘としゃべるのが楽しみ。私の両親はペアで夫婦腕時計を持っていた。すごく高級な時計で男性用が少し大きい。娘がドイツに留学するとき一つ欲しいというので父親のをあげた。そして私の手元に母のが。そして娘が帰国したり私が向こうに行って会うたびに時計を交換する。今は私が父のを持っているので、今度会うとき母のと交換する。こうして両親の夫婦時計が娘と孫の間を何度もいったりきたりする。
 充実した時を過ごさねば。行ける恵みに感謝して、旅での成果はすべて日本で還元できるように。
1週間後に帰ってくる。
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この夏

夏が終決していくときは他の季節と違っていろいろノスタルジーに浸ったり、反省したり、いろいろ感慨にふける。何故だろう。冬が去ってもノスタルジーはゼロです。
 この夏を無事に通過できるのだろうか、、、と6月ころから怖れていたが(気候じゃないです。個人的なことで)、なんとか終わった。マンションの耐震工事、ベランダ修理(つらかったー)に始まり、娘の一時帰国、母の命日の集まり、山、客人、ラウデージコンサート、平和旬間、、と書けばたいしたことないのだが。
 私は基本的に夏が好きなので汗をいっぱいかいて、一日にTシャツを何枚も取り替えて、着替えが目まぐるしいのでそのぶんいろんな服を着れる楽しみがある。Tシャツといっても、季節が暑くなりだすと私は完全にタンクトップなので、半そでTシャツというのはあまり登場するチャンスがない。
 やろうと思ってできなかったのはベランダ(新しくて綺麗)に寝袋出して、ベランダで寝ること。何も敷かずにじかに寝てみて、夕方寝をしてみたが気持ちよかった。月がよく見えて。
 花火大会にもビアガーデンにも縁のない私。今年も行けなかったなあ、ビアガーデン。来年誰か連れて行って!beer
 夏の間の目標のうちカテンィガの訳は70に達した。今年中に120めざし、死ぬまでに全曲。バルトロメウスの翻訳も終わった。今、序文を読んでいるが、明日から家を離れるのでしばらくお休み。パソコンは持ち歩かず、そういうのと断絶した時間をもつ。ガラホは国際モードにしておくので、やろうと思えばブログもアップできるけど。
前回、シロスの院長さんになぜUSBとかSDとか持ってこないのだ、あればデーター移してあげるのに、と言われたので今度はUSBを持って行く。

 ズッキーニと海老と厚切りハムと豆苗でペペロンチーノをつくってみる。おいしい!delicious最近食欲がなく、(病気だろうか。もうすぐ死ぬのかな・・・)などと思っていたが、自分でつくるパスタはそのような気分のときも食べられる。restaurant

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September 10, 2018

シロスの修道院所蔵の目録を件名、キーワードから探すと、サン・ミリャンに関する文献が200以上ヒットする。そのなかから自分に役立つかもしれないところだけ書誌事項をコピペしていく。サンミリャンがモサラベ伝承に果たした実情のところを調べたいのだが(中世音楽史関係、スペイン中世音楽史の本でもそこだけに口をつぐむのは何故?」
サンミリャンは世界遺産になっているそうだがものすごく交通の便は悪い。行きたいが、いきなり行っても意味ない。観光はできても意味ない。
 きょう、世田谷教会の講座でレスポンソリウムとアンティフォナーレの話をして、そのあと石神井のイエズス会に用事があったので午後はそっちにいた。仕事半分で、仕事の話のあと、静養中のアモロス神父を見舞う。とても元気そうだった。私は彼の黙想会に何度も行き、個人的にも助けられてきた。きょうも、「あきらめてはいけない」とか「自分にしかできないことが、あなたにはある。それを手放さないこと。確かにあなたにはある」と励まされ、何か助けたい、とまでおっしゃってくださった。辺鄙な修道院への連絡とか手紙とか、とおっしゃってくださるのでスペイン語が話せなくて悪戦苦闘している私に同情してくださったのでしょう。サンミリャンのことが今後の私の課題だ。スペイン人のアモロス師にむかってスペイン典礼を学ぶ現代的な、音楽史的な意義のようなことを力説してしまった。
 ああ~、でも何か体調悪い~~

 きょう、また通勤時間帯に中央線で人身事故。電車止まっているので西武是政線で白糸台までいって京王線に乗り継ごうかなー、と西武線の改札に行くと駅員さんがもうすぐJR動きますよ、というので一応プットフォームにいってみた。はちきれんばかりに客が乗った状態で電車は止まっている。40分に発車というから来てみたけど、50分になったというからやはり西武線で行こうとそっちにうつった。最初からそうしていれば今頃は白糸台だよー、と思いつつ電車に乗ると、JR動いてるじゃねえか~~!しかもさっきとまっていたのの次の、すいた電車がぁ! ああ、こうして是政行をまっているうちに吉祥寺に着けたじゃあないか。またはずした。判断が難しすぎる。遅れるという連絡を司祭ととろうとしたら、まだ彼は北海道だった。被災中だ。受講生に連絡とろうとしたが誰のことも登録していなかった。ま、なんとか時間前に着いたけれど生徒さんたちは入口にズラーっと並び申し訳なかった。

 昨日の朝日新聞にまた小平三中(娘のいた中学)が出ていた。吹奏楽コンクールでまた全国大会に選ばれた。
でも、どうしても吹奏楽は聞く気になれない。

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